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日高報知新聞

「行冥」が最優秀賞【新ひだか】

【新ひだか】みついし農協(澤田祐喜組合長)主催の黒毛和牛肉の品質を競う「第18回みついし牛枝肉共励会」の表彰式が1日、同農協で開かれ、三石美野和の森誠さん(44)が出品した「行冥」の枝肉が最優秀賞に選ばれた。森さんは2度目の最優秀賞受賞。

 枝肉共励会は、三石地区を中心に新冠からえりも町まで広域で「みついし牛」ブランドで出荷している黒毛和牛の肥育技術向上を目的に開催。今年も選抜された36頭が11月30日に東京都中央卸売市場食肉市場に出品され、枝肉審査の結果、最優秀賞1頭と優秀賞3頭、優良賞5頭の入賞を決めた。

 入賞の最優秀賞から優良賞までの枝肉はすべて最高ランクのA―5。36頭全体でも最高格付けのA―5が全体の72・2%の26頭。A―4が6頭、B―4が1頭、A―3が3頭。売上総額は4637万8175円(1㌔当たり平均単価2468円)。A―5格付け26頭中、霜降り度合いを示すBMS(1~12)10以上が14頭で、最上の12ランクも5頭いた。

 最優秀賞の「行冥」(去勢牛、月齢28・2)は、枝肉重量505㌔(A―5、BMS12)で、153万2675円(1㌔当たり単価3035円)で販売された。

 澤田組合長は「東京食肉市場からみついし牛の良質な枝肉に高い評価をいただいているが、一方でより安定的な物量出荷が求められている。高齢化による肥育農家の減少が危惧される中、みついし牛ブランドの維持向上のため、肥育農家や肥育出荷頭数の増加に向けた取り組みを行っていきたい」とあいさつ。

 表彰式では、入賞者に各町や農協、関係会社など13団体から多くの記念品が贈られた。

 最優秀賞の森さんは、繁殖牛45頭と肥育牛、子牛合わせて125頭を飼育。2007年(平成19年)から実家の和牛生産に取り組み、現在家族3人で営農している。

 森さんは、「今回は、組合長と生産者が東京食肉市場へのあいさつとセリを見学し、関係者と話しをすることで非常に勉強になった。今年からみついし和牛肥育組合の組合長を引き受け、全体の一層安定的な物量出荷に努めたい。今後も肥育技術を磨き、良質な牛づくりを目指していきたい」と話した。

 優秀賞以下は次の通り。

 ▽優秀賞 森誠、前川忠昭、畑端博志

 ▽優良賞 澤田祐喜、五嶋日出(新冠)、河合博文、山野美幸、うらかわ共同肥育センター

記念撮影の受賞者(前列中央が森さん)と関係者、主催者の澤田組合長(前列中央左)

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