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釧路新聞

給食調理場の在り方協議 根室市教委が検討委【根室】

給食を食べながらの第1回会合

 【根室】市教委は11月30日、保護者や学校関係者、有識者らでつくる「根室市学校における給食に関する検討委員会」(10人)を設置。第1回会合を開き、委員長に北斗小学校評議員の惣万読さん、副委員長に市PTA連合会長の谷川昭次さんを選出した。来年3月末までに給食に地元食材を取り入れる``地産地消給食、、や、老朽化している市内3カ所の「給食調理場」の在り方などについて検討を重ねる。

 市は2021年度から、市内小中学校の給食を完全無料化し、子育て世帯の負担軽減を図っており、検討委員会は、学校給食の一層の充実を図るために設置された。手始めとして、12月中に当事者となる小・中学校の児童生徒1496人(うち児童965人)に、給食の満足度や要望などを尋ねるアンケートを実施する。

 惣万委員長は「学校給食と施設について将来的にどうしようかということを、皆さんからの意見で一つでも二つでも役に立てられるようにできれば」と抱負を語った。

 水産都市を標(ひょう)榜(ぼう)しながら給食に地元食材が活用されていない現状は、市議会でも議題に上がっている。市教委はそうした声にも配慮する形で、年に3~4回「ふるさと給食の日」として地元の食材を使った給食を提供しているが、恒久的な提供には施設の狭あい化、老朽化が支障となっている。

 市内の調理場で現存するのは北斗小と光洋中(共に1964年建設)、成央小(67年同)の3施設で、市内11校分の給食を調理している。いずれも築50年以上経過し、器具の更新もままならないのが現状だ。

 この日の検討会は花咲小を会場に、子供たちと同じ給食の「ご飯」「キムチすき焼き」「焼きつくね」を試食しながら議論。席上「もう一品あっても良い」といった声が上がったが、市教委側から施設の問題で難しいとの説明がなされた。

 検討委員会では年度末をめどに、3施設を統合するか、公設か民営かといった建築手法、運営方法などについても一定の方向性を示す見通しだ。

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