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函館新聞

地域包括支援センターときとう「悩み一緒に考える」 曜日ごとに「総合」「就労」「女性」【函館】

「気軽に立ち寄ってほしい」と話す相談支援員の3人(左から)鈴木さん、中村さん、竹田さん

二次元コード

 函館市中央部がエリアの福祉拠点、地域包括支援センターときとう(時任町)は12月1日から、サテライトのフリースペース「集いの場本町」(本町30、今整形外科隣)で、曜日ごとに受け付ける相談内容を変え、専門の職員が対応する。相談支援員は「悩みを抱える人と一緒に考える伴走者のような存在を目指す」と張り切っている。

 地域包括支援センターは、今年4月に自立相談支援機関機能が拡充され、世代を問わず生活の困りごとを相談できるようになった。若い人など多くの人に相談に訪れてもらおうと、交通の便がいい本町のサテライト施設で相談会を開くことにした。

 相談を受け付けるのは月、木、金の週3日。相談支援員は全員、社会福祉士の資格を持っており、専門性を生かして対応する。

 月曜は総合相談で、世代や内容を問わない。担当する主任相談支援員の中村彰寿さん(47)は「不安に感じていることやもやもやしていることがあれば、課題や問題を整理し、解決に向けて一緒に考えたい」と意気込む。

 木曜は就労関係で鈴木康平さん(43)が担当。「仕事や給料、職場の人間関係、働きたいけれどどうすればいいかなど、家族や夫婦、友達には言えない悩みを話してほしい」と話す。

 金曜は竹田史さん(39)が女性専用窓口になる。「相談に来た人が心の内を話してすっきりできる場所にしたい。ほっとするような時間を一緒に過ごすことができれば」と語る。子どもの同伴も可能で、生活が苦しい人向けに生理用品の配布もする。

 悩みを抱える人が訪れやすいような工夫も。公共施設などに掲示するポスターは目を引くポップなデザインにし、若者世代にアピールする。鈴木さんがデザインを担当した。

 また、施設の入り口に張り出すパネルには相談員の写真と一緒に経歴や趣味を掲載。中村さんは野鳥の会の会員、鈴木さんは元バンドマンで元作家、竹田さんは教員免許を持っていることなど、人柄が伝わるようにしている。

 中村さんは「本町の便利な場所にあるので、買い物や学校帰りに気軽に寄ってもらいたい」と呼び掛けている。各曜日とも午後2時~同4時の2時間。相談は無料。問い合わせはときとう(0138・33・0555)、二次元コードからもアクセスできる。

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