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釧路新聞

笹谷商店12年連続首位 21年度釧根漁業・水産売上高

2021年度釧根管内の漁業・水産会社売上高上位30社

 帝国データバンク釧路支店(大野雄一朗支店長)は16日、2021年度釧根管内漁業・水産会社売上高ランキングを発表した。上位100社の売上高合計は前年度比8・5%増の1968億4700万円で、3年ぶりに前年度比を上回った。1位は12年連続で釧路市のマルサ笹谷商店(216億4800万円)だった。

 ランキング1位のマルサ笹谷商店は、イワシの水揚げ安定でミールの増産体制を敷き、飼・肥料原料としての需要を取り込んだほか、ネット販売も堅調で増収が続いた。2位は前年度3位のマルハニチロ北日本(釧路)で、巣ごもり消費を背景にイワシ・サバ缶詰の需要が底堅く100億円台に戻した。3位は前年度2位の東和食品(白糠町)だった。根室管内では丸イ佐藤海産(別海町)が前年度と同じく6位。10位までの顔触れは18年度以降4年間変わらない。

 100社のうち、比較対象が可能な99社の前期比増収(横ばい含む)は69社(前年度36社)で、減収30社(同62社)を大きく上回った。上位30社の売上高合計は前年度比8・9%増加し1425億6500万円だった。

 管内別社数は根室管内58社(同61社)、釧路管内42社(同39社)で、釧路管内が3社増加。業種別で社数は前年度と大差はなく、売上高合計は、漁業が32億1200万円(前年度比6・4%減)、製造が1453億3500万円(同12・1%増)、卸が483億円(同1%減)。

 同支店では「ホタテやウニ、カニの需要は底堅く、安定した水揚高や仕入れルートの確立で原料を確保し、相場価格の高騰、巣ごもり消費を背景に伸長した企業が多かった」と分析。一方で「サンマ、サケ・マスの水揚げが低調で、燃料費高騰など取り巻く環境は厳しさを増している」と指摘。「営業力がある企業のさらなる伸展も見込まれ、売上高2000億円台への回復に期待される」としている。

 このランキングは、帝国データバンクのデータファイルに収録されている企業の中から、本社を釧根に置く漁業、水産関連会社を抽出。21年度(21年4月期~22年3月期)の売上高上位100社を集計した。

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