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日高報知新聞

カレンダーのデザイン完成【新ひだか】

【新ひだか】日高信用金庫(本店・浦河、大沼孝司理事長)は2023年「信金オリジナルカレンダー」作成のため、静内高校書道部と美術部にデザインを依頼し7日、デザイン完成披露会と受渡会を行った。

 同信金地域振興課では、今年度から新たな青少年育成事業「高校応援プロジェクト」を実施し、学業や部活動への支援を行っている。今回来年のカレンダー作成(サイズB2、一枚もの)に向けて、同高校の書道部と美術部にデザインを依頼していた。

 この日は、信金の新保雄司常務理事、静内支店の沖田淳也支店長、発案者の地域貢献課の伊藤華子さんら5人が同校を訪問。書道部(水野衣咲季部長、部員17人)の5人と、美術部(坪島未可子部長、部員12人)の5人から作品を受け取った。

 書道部は2年生5人で作成。「これまでも」「これからも」「このまちで」の3枚1組1作品と、「移りゆく日高の四季」1枚1作品、各々が得意な書体を活かし行書体、楷書体、隷書体などを織り交ぜて納得のいくまで、何度も書き直して完成させた。水野部長(2年)は「部員みんなで書くことはないので、貴重な機会が頂けてうれしかった」と話した。

 美術部は絵画1作品。5人で取り組んだ作品は白馬を中央に描き、背景には枕草子の四季を色の移り変わりで表現。10月19日から作業をはじめ、構想は2年生2人で行ったが、その後2年生は修学旅行のため、色塗りは1年生3人で行い、約2週間で完成させた。坪島部長(2年)は「思った以上の出来で良かった」と満足げの様子。

 新保常務理事は「カレンダーのデザインを学校に依頼するのは初めて。今後も高校応援支援でいろいろと企画している」と話していた。

 カレンダーは、12月中旬に管内の同信金ロビーなどで無料配布する予定。

デザインを手掛けた書道部員と美術部員たち

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