バンディ専用リンク設営へ 協会がCFで支援呼び掛け【釧路】
アイスホッケーの原型ともいわれる氷上競技「バンディ」専用の屋外リンクを釧路市内に設営しようと、釧路バンディ協会(高橋亜貴代表)が、インターネットを通じて資金を集めるクラウドファンディング(CF)で支援を募っている。目標金額は100万円で設営資金に充てる方針。同協会では競技普及と同時に地域振興にもつながるとして協力を呼び掛けている。
バンディは、1チーム11人がサッカー場ほどのリンクをスケートで滑り、スティックを使って直径6㌢のボールを相手ゴールに打ち込み、得点を競うスポーツ。日本では2011年に日本バンディ連盟が発足し、翌年には男子日本代表チームが世界大会へ初出場。女子日本代表は19年に発足し、20年には長野五輪アイスホッケー女子日本代表でも活躍した同会の高橋代表が主将となり、初めて世界大会に出場を果たした。
バンディ専用リンクは、通常のスケートリンクの4倍ほどの大きさで、現在国内には、2017年から新得町に冬期間設営されている1カ所のみ。毎年1月には全国大会が開かれ、約80人が出場している。
同会ではプロジェクト開始を前に、「ウインドヒルひがし北海道スタジアム」(釧路市広里)内で、普段使用されていない冬の積雪期間中のリンク設営許可を得ており、プロジェクト達成後は同会がリンクの設置や運営を行う。
寄せられた資金は、リンク設営に必要な水の節約などに使うブルーシートや機材購入費などに充てる。すでに10月15日からスタートしており、6日現在で約39万円が集まっている。返礼品はオリジナルTシャツ(5000円)やパーカー(12000円)、記念ユニホーム(2万円)などで、リターンなしのお気持ちコースもある。受け付けは27日まで。
今回のプロジェクトを企画した同会の湊祐美さんは「氷都くしろでバンディ専用のリンクを作ることで、地域活性化にもつながる。将来世界に羽ばたく選手も育てていきたいので、よろしくお願いします」と訴えている。支援はクラウドファンディングサービス「キャンプファイヤー」で受け付けている
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