袋いっぱいにブドウを詰める【浦河】
浦河町向別の「ラスカル農園」で3日、町内潮見町の雛菊保育園(本巣雄介園長)の園児34人がブドウ狩りを体験した。同農園を手伝うラスカル農園友の会(櫻井葊志会長)主催。
ラスカル農園は前田明彦さんの父・博満さんが向別地区で20数年前に開拓した土地。博満さんが他界したあと明彦さんが引き継いだ。
農園はブドウを主に栽培し、傍らではハスカップも自然栽培。前田さんは仕事をしながら休日を利用して整備にあたっている。ブドウ狩り体験は昨年秋にも町内の幼稚園を招いて行った。今回は前田さんが雛菊保育園の卒園生という縁もあり実施にいたった。
ブドウはビニールハウス3棟とその奥に約700平方㍍のブドウ棚があり、約80房ほど採れるという。
この日は午前10時ごろに雛菊保育園の年少、年中が同農園を訪問。園児たちは友の会会員7人の手を借りたり、ビールケースの上に乗って、高さ約2㍍上のブドウの房に手を伸ばして、ブドウ狩りに夢中だった。遅れて年長組も到着し、一緒に自由に採って食べていた。渡された袋いっぱいにブドウを詰め込んだ園児たちは自慢げに友達同士で見せ合っていた。
年長組の中山はなちゃん(6)は「たくさん採れて良かった。家族に持って帰るのが楽しみ」と満足げ。前田さんは「子どもたちが楽しそうにやっている姿を見れて良かった」と話していた。
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