北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

日高報知新聞

マレプなどでサケ漁再現【平取】

【平取】川にそ上する秋サケを迎えるアイヌ民族の伝統儀式「アシリチェプノミ」が1日、二風谷地区の沙流川支流オサツ沢で行われ、伝統漁具でアイヌ民族のサケ漁を再現した。

 町と町アイヌ総合政策推進協議会が主催、平取町アイヌ文化振興公社が主管。2008年度(平成20年度)から始まった平取地域イオル再生事業(アイヌの伝統的生活空間の再生)の体験交流事業の一環で、広くアイヌ文化を知ってもらう機会として儀式を復活させた。

 豊漁を願って祈りを捧げるアイヌの精神文化や、伝統的な漁具や漁法を後世に伝承できる場となることを願って行われている。この日は大人50人、子ども10人、関係者15人計75人が参加して行われた。

 神に祈る「カムイノミ」が終了したあと、一般参加者に「マレプ(自存銛)」と「アプ(鈎針)」という伝統的な漁具の使い方が指導され、放たれた28匹のサケを採捕したほか、小学校の記録映像、旅行会社のPR動画、民間会社の広報誌などの撮影も加わり、秋の一日を楽しんだ。

 門別小4年の梁川真央さんは「学校でアイヌの学習をしているので来てみた。結構引きあげるとき重くて時間がかかった。思っていたより難しかった。とても良い体験になった」と話した。

 儀式終了後は二風谷生活館へ移動し、鮭のチェプオハウとイナキビご飯(トラ豆入り)を堪能した。

漁具を使い元気な雄のサケを捕えた参加者

関連記事

十勝毎日新聞

SDGs実務へ12月「一社」発足【本別】

 本別町でのSDGs(持続可能な開発目標)の仕組みづくりを検討する「SDGs・脱炭素推進協議会」(内田智大会長)は、事業の実務や橋渡し役を担う中間支援組織として、12月中旬に一般社団法人を設立...

十勝毎日新聞

「あにおび!」大団円 アニソンライブ13年の歴史に幕【帯広】

 十勝・帯広のポップカルチャーをけん引してきたライブイベント「あにおび!」の最終公演「#21」が24日、帯広市内の帯広メガストーンで開かれた。アニメソングなどのライブ演奏が行われ、大団円を迎え...

十勝毎日新聞

ごみ収集、矛盾点指摘も 市議会と市民意見交換【帯広】

 帯広市議会(横山明美議長)は23日、帯広市役所で市民意見交換会を開いた。参加した市民37人からは、加入率低下が続く町内会やごみ収集の問題などについて率直な意見が相次ぎ、「市に対する議会の追及が甘...

室蘭民報

フェリー好調/SEP船拠点/釣りモデル港 青山市長ら活用訴え、東京で室蘭..

 室蘭港利用促進懇談会が22日夜、東京都内で開かれ、青山剛市長らが首都圏から集まった港湾利用関係者に室蘭港の活用と利用拡大を呼びかけた。  同懇談会は室蘭市、室蘭港湾振興会、室蘭商工会議所など...

室蘭民報

関内小6年・平野さん最優秀賞 道地区剣道少年団研修会【伊達】

帝王学と稽古の教え、作文で堂々と発表  剣道・伊達網代道場の平野未音奏さん(関内小6年)が、稽古を通し感じたことを作文して発表する「第47回北海道地区剣道少年団研修会」で、小学生の部最優秀賞に輝...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス