ブリ魚体大きい! 調理製菓専の学生が現場見学【函館】
函館短大付設調理製菓専門学校(山本仁志校長)の調理師科2年生9人が1日、函館市南茅部地区を訪れ、盛漁期を迎えたブリの水揚げを見学した。実際に現場を見て、ブリの魚体の大きさなどを肌で感じつつ、今後のブリ料理へのイメージを膨らませた。
渡島総合振興局の独自事業の一環で、初めて企画。学生たちが将来料理人の道に進んだ際に、地元のブリを料理に生かし、ブリの消費拡大につなげるのが狙い。
学生たちは南かやべ漁協(臼尻町)を訪問し、ブリの荷揚げや選別作業を間近に見た。畠谷練さん(20)は「テレビで見るより実物を見た方が魚体サイズが大きい。ブリ料理コンテストでは、ブリを油で揚げ甘辛いソースで味わう料理を作る予定で、うまくさばけるよう意識を高めていきたい」、中原寧々さん(19)は「ブリの水揚げを見るのは初めてで、貴重な経験になった。地元の食材を大事に調理しないといけないと思った」と話した。
同漁協の協力で、学生たちはブリの刺し身や三平汁などの朝食も堪能した。
漁協によると、今年のブリ(イナダ、フクラギを含む)の漁獲実績は656トン(9月30日現在)で、昨年同期の930トンより少ない。ただ、金額は2億7400万円で、昨年の2億400万円を上回っている。同漁協は「今年は魚体が大きく、ほとんどがブリで価格が安定している」という。
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