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函館新聞

全量一等認定 七飯で新米初検査【七飯】

コメの品位を検査する検査員(左)と見守る工藤さん

 【七飯】JA新はこだて七飯基幹支店農産物検査場で16日、JA管内のトップを切って2022年産新米の初検査があった。検査の結果、今回出荷された七飯町産「ゆめぴりか」8160キロ全量が一等に格付けされた。

 出荷したのは、町鶴野の工藤誠一さん(53)。道農産協会の農産物検査員が、米袋から「穀刺し」と呼ばれる器具でコメのサンプルを取り出し、整粒歩合や形質、水分含有量などを調べた。1等認定を受け、横道重人組合長が工藤さんに記念品を手渡した。

 13ヘクタールにコメを作付ける工藤さんは、8日に今年の稲刈りをスタート。工藤さんは「夏の曇天、雨の天気で日照不足が続いたため、生育は平年よりやや遅れている。一等米を出荷でき、ほっとした。新型コロナウイルスでコメ余りの状況になったが、消費も動き出しており、良食味米を届けたい」と話した。

 JA米穀畑作課によると、今年産米は管内746戸が3810ヘクタール(うるち、もち)で生産。道南ブランド米「ふっくりんこ」が6割を占める。集荷目標は1万6000トンで収量は平年並みを見込んでいる。

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