釧路で観光船の運航や貸しオフィスなどの事業を営む、アイコム（釧路市愛国西１、佐久間陽介社長）が１０日、阿寒丹頂の里自然休養村（同阿寒町上阿寒２３）で、アウトドアサウナコーナーを開設した。初日から、サウナーが来場し、風に吹かれ、森に抱かれて、心身を整えた。

　アイコムは今春から、サウナテントのレンタル事業「おそとでサウナ」を開始し、ロシア式サウナ「バーニャ」を提供している。キャンプ場で気軽にサウナを体験したいという顧客や愛好家の要望を受け、１０月３０日までの週末（１０月１、２日を除く）の午前１１時～午後２時、場内に構える。事前予約不要で、１時間１０００円（税込み）で楽しめる。

　同コーナーは、キャンプ泊をしない人にも開放。シャワーや男女別の更衣テントも完備しており、水着（サウナポンチョ）などを持参するだけで、バーニャを満喫できる。佐久間社長は「イベント開催時にアウトドアサウナを体験してもらってきたが週末、キャンプ場に常設することでより親しんでもらえるのではないか。ニーズを探っていきたい」と話している。

　同社は１２日午後５時から、大喜湯昭和店（同昭和中央５）で、白樺を使ったサウナ施術「ウィスキング」の無料体験会を行う。いずれも問い合わせは、アイコム０１５４（３６）７２７２へ。

自然豊かなキャンプ場でロシア式サウナはいかが」と売り込む佐久間社長（右）ら