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函館新聞

函工高でドローン体験授業 大鎌電気が40台寄贈【函館】

大鎌電気が寄贈した40台のドローンを見る生徒

 函館工業高校(伊藤良平校長)は1日、同校でドローン(小型の無人航空機)の体験授業を行った。地域貢献活動を進める電気工事会社「大鎌電気」(函館市美原3、大鎌幸雄社長)が、おもちゃのドローン40台を同校に寄贈。定時制課程電子機械科3年生7人が、体育館でドローン操作を体験した。

 同社は同校の卒業生を毎年採用するなど、結びつきが強い。今回は、生徒の多様な可能性を育み、将来の北海道を支える人材を育成する道教委の「STEAM教育推進事業」の一環で実施した。

 座学では、国土交通省の管理団体・ドローンネット認定のインストラクター資格を持つ、大鎌社長がドローンの扱いについて解説。航空法に準拠することや、飛行禁止区域があるなど飛行のルールを伝え「いろいろな法律が絡んでくるので、注意が必要」と強調した。

 生徒は一人一台のドローンを組み立て、基本的な操作方法を学んだ後、体育館で実際に飛行を体験した。佐々木龍之介さん(17)は「操作性の難しさがあり、面白い。飛ばすにあたってルールを知ることができ、勉強になった」と話した。

 大鎌社長は、高校は今年度から新しい学習指導要領で「探究」「情報」の教育を重視しており、プログラミング教育が重要になると指摘。「政府は国策としてドローンを活用していく方針を示しており、若者が身近に触れ、興味を持つきっかけになれば」としている。

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