「Ｃａｌｌｓ　Ｎａｍｅ　Ａｇａｉｎ」のメンバー（右から）Ｈｉｒоさん、Ｒｅｎさん、ＲＩＴＡさん、Ｋｅｉｔａさん

道内ツアー、新曲リリースも

　室蘭出身の４人組ラウドロックバンド「Ｃａｌｌｓ　Ｎａｍｅ　Ａｇａｉｎ」が、徐々に活動の幅を広げている。今春には道外でも演奏を行い、現在は道内６カ所を回るツアーを開催中。１０月には新曲を動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信する予定だ。メンバーは「もっと知名度を上げたい」と今後の活動に意欲を見せている。

　メンバーはボーカルのＲｅｎさん（２２）＝本名・小松廉、ドラムのＲＩＴＡさん（２４）＝同・小野怜太、ベースのＨｉｒоさん（２０）＝同・荒大将、ギターでリーダーを務めるＫｅｉｔａさん（２３）＝同・荒渓太＝の４人。

　２０１６年１０月に高校生などから仲間を募って発足したバンドだが、初期メンバーで残っているのはＫｅｉｔａさんのみ。基本的にはＫｅｉｔａさんが作曲し、Ｒｅｎさんが作詞。ロックの形態の一つである「ラウド」の激しさを出しながら、「エモ」「メタル」といった要素も取り入れた楽曲が特徴。これまで約２０曲作った。

　ＲＩＴＡさんは根室出身だが室蘭に住んでいた時期があり、ほか３人は室蘭出身。現在は室蘭、苫小牧、千歳、札幌とバラバラだが、毎週札幌や苫小牧のライブハウスで演奏し、精力的に活動を続けている。

　７月には、苫小牧のバンド「ＩＮⅤｉＳＢＬ」とタッグを組むプロジェクトを立ち上げ、２バンドの新曲を収録したＣＤをリリース。プロジェクトの一環として現在ツアーを展開中で、８月７日には室蘭でもライブを行った。

　これまで配信した曲のミュージックビデオ（ＭＶ）は室蘭を撮影場所としたものもあり、白鳥大橋やイタンキ浜など地元の魅力も一緒に伝えている。１０月には新曲を配信予定で、旧絵鞆小学校の円形校舎がＭＶに映る。

　ＲＩＴＡさんは「武器は若さ。メンバー皆フットワークが軽いので毎週ライブをやっています」とＰＲ。Ｈｉｒоさんは「誰かの記憶に残る作品を作り、ほかのバンドにはない味を出していきたい」、Ｋｅｉｔａさんは「今年は東京や仙台でもライブを行った。もっと知名度を上げて道外に活動範囲を広げたい」、Ｒｅｎさんは「将来は東京武道館でライブをできたら」と目を輝かせた。