6千件超、7926万円 昨年度の市ふるさと納税過去最多【室蘭】
民間委託で返礼品充実
室蘭市のふるさと納税を通じた「室蘭ふるさと応援寄付金」の2021年度の寄付金額が7926万5503円、件数は6008件でどちらも過去最多を記録した。20年度に比べ金額は約2・2倍、件数でも約2・5倍。21年9月からふるさと納税の各種業務を民間業者に委託し返礼品が充実したため件数、金額ともに倍増したようだ。
ふるさと納税制度は、08年度にスタート。15年度から返礼品の取り扱いを始めた。6008件を注文した人の居住地は、道外が4632人、室蘭市以外の道内が489人、市内が1人。市民が寄付しても返礼品はもらえない。
現在、「ふるなび」「楽天ふるさと納税」「さとふる」「ふるさとチョイス」の4ポータルサイトで寄付が可能で、秋には「ふるさとプレミアム」が追加される予定。返礼品は160品を超え、人気があるのはアルナチュリアの道産小麦粉、焼き鳥一平本店の室蘭やきとり、アクトプランニングの昆布など。
寄付金は、開港150年市制施行100年記念事業や子育て応援、公園や文化・体育・観光施設の整備などの項目の中から、寄付者が選んだ事業に充てられている。
金額、件数とも過去最多だが、市民が他自治体へふるさと納税を通じて寄付し税控除される金額が9753万円もあり、寄付を受けた7926万円を上回り赤字だ。
21年度、近隣市町の実績は、登別市が7億5909万800円(3万3328件)。伊達市が7645万2千円(3949件)。白老町が6億2727万3千円(3万9175件)。
返礼品で海産物を取り扱う自治体の人気は高く、金額も件数も多い傾向。室蘭市は、21年末にウニを追加する予定だったが、赤潮の影響で追加に至っていない。また、市内に加工場がなく、海産物の製品を加えることが難しいという。市総務課は「赤字解消に向け、寄付金1億円を目指し引き続き努力する」と、魅力的な返礼品の発掘に力を注いでいる。
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