つかみ取り体験で一斉に海に入る子どもたち

　【乙部、江差】かもめ島海水浴場（江差町）と元和台海浜公園「海のプール」（乙部町）が１８日、オープンした。このうち、海のプールでは、海産物手づかみ体験が行われるなど町内外から２６３人が来場し、海のレジャーを楽しんだ。

　海のプールは３年ぶりの開設。安全祈願式を執り行い、寺島努町長ら関係者約２０人が出席。寺島町長は「感染症対策を十分に取り、夏を楽しんでほしい」とあいさつした。

　海産物手づかみ体験は土、日曜・祝日に小学生以下を対象とした限定イベント。「海の日」のこの日は、ウニ２０キロとホタテ４０キロが用意され、午前１１時と午後２時の２回に分けてプール内にまかれた。子どもたちはバケツやビニール袋を手に、合図とともに一斉に海に入った。午前１０時の水温は２１度で「冷たい」とはしゃぎながら、必死に拾い集めていた。

　米国オクラホマ州から訪れた飯塚ライラさん（１０）は「オクラホマには海がないので、生きたウニとホタテを触るのは初めて。とても良い経験になった」と話し、集めたホタテの殻を割り、味わっていた。

　両施設は８月２１日まで。同７日には、元和台海浜公園でビーチフラッグ大会などを繰り広げる元和台マリンフェスティバルが開かれる。