「東小１５０」の人文字を作り、航空写真に納まる東小の児童と教職員＝校舎２階から撮影

　今年開校１５０周年を迎える伊達市東小学校（近藤大作校長、４１６人）は１２日、同校グラウンドに並ぶ児童や校舎を航空写真で撮影し、１世紀半の節目を記録に残していた。

　全校児童と教職員４５０人がグラウンドに集まった。あらかじめ引かれた白線に沿って並んだ。校舎を背に縦１４メートル、横６０メートルの「東小１５０」という大きな人文字をつくった。その後、１０分間の撮影が始まった。

　児童らは、その場で動かずにじっと立っていたり、上空に向かって手を振ったりして、校舎とともに写真に納まっていた。

　近藤校長は「開校１５０年は新たなスタート。これまでに統合した東、黄金、稀府の３小学校の児童が一緒に撮影できて良かった。今後は夏に向けて、各地域で行事も徐々に復活すると思うので、参加を促進して、地域間の交流を深めていければ」と話した。

　同校は１８７２年１０月に伊達邦成公の請願で、現在のにれの木団地（舟岡町）の一画に設置された有珠郷学校が始まり。１９０７年１０月に東紋鼈尋常小学校として独立。数回の名称変更などを経て、７４年４月に現校名になった。７９年には宮城県亘理町亘理小学校と姉妹校に。今年２月には校舎の改修と増築を終えた。