ジュンサイ採り解禁 成長遅れ3週間ほど遅く【七飯】
【七飯】町西大沼の蓴菜(じゅんさい)沼で11日、夏の味覚「ジュンサイ」の収穫が解禁された。5月下旬から気温が上がらず曇天が続いた影響で例年より3週間ほど遅いスタート。大沼漁協の組合員4人が急ピッチで摘み取り作業に取り掛かった。
ジュンサイは澄んだ淡水の沼や池に自生する水草で、茎から出てくる新芽はゼリー状の膜に包まれ、つるんとした食感が楽しめる。今年は硬めでぬめりが少ないといい、同漁協の松浦喜英理事(50)は「10年以上収穫をしているが、ここまで状態が悪いのは初めて。今後の適度な雨と日光に期待したい」と話す。
収穫したジュンサイは函館近郊の飲食店に出荷されるほか、土産店などで塩漬けを販売する。作業は8月上旬ごろまで続く見通し。
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