新ご当地グルメ「函館ブリ塩ラーメン」を味わう子どもら

　一般社団法人ブルーコモンズジャパン（旧はこだて海の教室実行委）は２５日、函館産ブリを使った「函館ブリ塩ラーメン」の販売を開始した。１杯１００円で限定販売するお披露目イベントも開かれ、市民らが函館発の新メニューをおいしく味わった。

　函館近海で漁獲量が急増しているブリの消費拡大と食文化への定着を図ろうと、日本財団（東京）の「海と日本プロジェクト」の助成を受けて開発した。２０２０年の函館ブリたれカツ、２１年の函館ブリたれカツバーガーに続くご当地グルメ第３弾となる。

　スープに従来の函館塩ラーメンとブリエキスをかけ合わせ、ブリ粉やブリチャーシューをトッピングするなど、地ブリをふんだんに使用。函館蔦屋書店屋外パークではこの日、ミニサイズを１杯１００円で限定３００食販売し、市民らが舌鼓を打った。店内で行われたお披露目イベントでは、函館ブリ塩ラーメン開発者らによるトークセッションや活動発表も行われた。

　箱入りの土産ラーメン（２食入り９７２円）はこの日の会場内で販売したほか、市内の観光土産店で発売。同法人が７月１８日に函館朝市駅二市場内にオープン予定のブリのアンテナショップ「函館朝市地ブリショップ」では、店内で函館ブリ塩ラーメンの飲食もできる。

　会場で味わった市内の武田満さん（４９）と美紀さん（４６）は「優しい塩味でとてもおいしかった。今度はお店でも食べてみたい」と期待を寄せていた。