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函館新聞

函館市漁協、養殖トラウトサーモン初水揚げ【函館】

生けすから水揚げされたトラウトサーモン。その場で血抜きし新鮮な状態で輸送された

 函館市漁協(瀧川久市代表理事)の函館サーモン養殖部会は7日、函館漁港の港口付近(入舟町)で海面養殖試験を行っているトラウトサーモン(ニジマス)の初水揚げを行った。トラウトサーモンは「函館サーモン」のブランド名で、小売店で販売されるとともに、市内のすし店や居酒屋などでも提供される。

 同部会は沿岸漁業の振興と漁業経営の安定化を図るため、昨年11月からトラウトサーモンの海面養殖の事業化に向けた実証実験を開始。5メートル四方で深さ3メートルの浮体式生けす一基で約800グラムの種苗400尾を育ててきた。

 この日は半年で約4倍の平均3・6キロに成長したトラウトサーモン60匹を、たも網を使って一匹ずつ丁寧にすくい上げると、その場で血抜き作業を行い冷海水の入ったタンクで保存。新鮮な状態のまま市場に提供される。上質で脂乗りのいい身質は、すしやカルパッチョなどさまざまな調理が楽しめるという。

 同部会は今月中にさらに4回、合計200匹程度を水揚げする予定で、成長状況などを確認しながら養殖試験を継続する。同部会の松川雅樹さんは「予想以上に立派に成長し、味も満足のいく状態に仕上がった。3年後をめどに事業化できるように、費用対効果の検証も進めていく。将来的には函館サーモンを求めて多くの観光客が足を運ぶよう、地域活性化にも寄与していきたい」と意欲を見せている。

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