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十勝毎日新聞

最高賞に白樺ジンギスカン 創業65年の味 評価に喜び【帯広】

 味付け羊肉の需要拡大を目的とした初の「味付ジンギスカングランプリ」で、最高賞のグランプリに有限会社白樺(帯広市)の「白樺ジンギスカン」が選ばれた。全国から集まった68商品からの選出に、同社の酒井靖幸代表(52)は「今年で創業65年。当初からこだわって作っているタレが評価されたと思う。とてもうれしい」と喜んでいる。

味付ジンギスカンの「全国一」を喜ぶ白樺の(右から)酒井代表、妻の由恵さん、佐久間会長、妻の米子さん

 オーストラリアの畜産団体MLA(ミート・アンド・ライブストック・オーストラリア)の主催。オーストラリア大使館などが協力した。

 豪州産羊肉を使っている商品が対象。白樺など十勝管内4社を含む全国43社から応募があった。審査員6人が5月中旬、11時間かけて実食し、味やコストパフォーマンス、独自性などを審査。今月3日に東京の同大使館で表彰式が開かれ、酒井代表が初代王者のトロフィーを受け取った。

 白樺が営む人気店「ジンギスカン白樺」は帯広本店(帯広市清川町西2線)と富良野店(富良野市清水山)があり、発祥の帯広本店は1957年開店。しょうゆ仕立ての甘口ダレは初代の佐久間富美さん(故人)が開発した。ベースは変えず、青森産リンゴ(ふじ)や北見産タマネギ、果汁100%のオレンジジュースなどを配合し、代々受け継いでいる。

 2代目で同社会長の佐久間俊男さん(76)は「年配の方からお子さんまで、幅広い世代が食べやすい味を意識している」と話す。グランプリを取った商品はマトンのジンギスカンで、柔らかいロース肉と食感の良いモモ肉をブレンドしている。

 コロナ禍による来店者の激減などの逆風はあったが、「この春からようやく客足が戻ってきた」と3代目の酒井代表。「グランプリ受賞は、白樺をさらに多くの人に知ってもらう機会になる。ただ、あまり手は広げず、このままの規模でおいしいジンギスカンを提供できれば」と話している。

 受賞商品は帯広本店のほか、管内のスーパーなどで購入できる。同店は午前11時~午後2時。月曜定休(祝日時は翌火曜休み)。問い合わせは同店(0155・60・2058)へ。

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