介護人材確保へ 安平町と栗山町 包括連携協定結ぶ
安平町と空知管内栗山町は13日、介護人材の確保に関する包括連携協定を結んだ。栗山町の運営する町立北海道介護福祉学校に安平町の生徒が進学することで、栗山町は同校の入学者を確保し、安平町は将来、地元の介護現場で活躍する人材を育て人手不足を解消することを目指す。栗山町が同様の包括連携協定を結ぶのは、同管内月形町、沼田町に続き、安平町が道内3例目となる。
介護人材の確保が全国の自治体の共通課題となっている中、栗山町では少子化などにより、町立の介護福祉学校の入学者数がここ数年、定員割れとなっている。定員40人のところ、20~25人程度で推移しており、学生の確保が学校の存続にかかわる問題となっている。
今回の包括連携協定を通じ、栗山町は介護福祉学校の講師や学生を安平町の小中学校や追分高校に派遣し、さまざまな介護の情報を小中学生や高校生に伝え、介護を身近に感じてもらう試みをする。安平町から介護福祉学校に進学した学生が郷里での就職を希望する場合には、希望が実現するよう手厚く支援。学校が有する知識や技術を還元していく仕組みを構築する。
及川秀一郎町長は「町内の介護事業所は複数あるが、スタッフの不足、若い職員の確保は大変な状況」と介護人材の発掘、育成に期待。「追分高校へも(栗山町などの)自治体から(生徒が)来ていただけることを望んでいる」と話した。栗山町の佐々木学町長は「両町にとってメリットがある協定にしたい。われわれの取り組みが課題解決の一助になれば」と述べた。
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