恐竜ショップ ぽれぽーれ オリジナル商品など豊富 あすオープン むかわ
むかわ町穂別地区で「民宿ポレポーレ」を経営する宮崎修さん(48)は14日、恐竜関連の商品を取り扱う「恐竜shop(ショップ)ぽれぽーれ」を民宿横にオープンさせる。昨年秋に閉店した町内商店の空き倉庫を活用した店で、市販品のほか、オリジナル商品を豊富に取りそろえ、カムイサウルス・ジャポニクス(通称むかわ竜)が発掘された「恐竜の町」をアピールする。宮崎さんは「恐竜好きが楽しめる場所にしたい」と地域を活気づける起爆剤となることに期待を抱く。
倉庫はもともと、民宿の向かいにあるホームショップの資材物置として使われていたが、同商店が昨年秋に閉店したことで空いた。人口減少や胆振東部地震の影響などで落ち込む地域の現状を受け、「趣味の恐竜グッズ作りを生かし、(町内外の人々を楽しませることを)何かできないか」と模索していた宮崎さんは、倉庫を借りて恐竜ショップを開くことを決意。準備を進めてきた。
ショップ内には、「民宿ポレポーレ」で扱ってきたむかわ竜のオリジナルの缶バッジや恐竜アクセサリーをはじめ、宮崎さんが全国各地に出向いて買い求めた縫いぐるみやフィギュア、さらに手作りの雑貨、食器など恐竜に関連した約1000点を用意。恐竜好きな子どもを持つ子育て世代をターゲットにしたかわいらしいキャラクター商品を中心に取りそろえた。また、Tシャツやトートバッグのオーダーもサイズなどに合わせて受け付ける。
営業は水、土曜の午前11時から午後3時。オープン初日の14日はカステラや豚玉焼きそば、削りイチゴのキッチンカーも出店する。道内で恐竜グッズの専門店はほとんどなく、宮崎さんは「穂別は自分が生まれた思い入れのあるまち。日本を代表する恐竜化石を生かし、何とか地元に希望を広げていきたい」と笑顔を見せる。
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