花のデザイン全国大会出場 寒川生花店米田さん 悲願のファイナル進出へ
苫小牧市表町の寒川生花店社長の米田嘉慎さん(49)が、24、25両日に仙台市で開かれる「フラワーデザインコンテストin東北・2022ジャパンカップ」(一般社団法人JFTD主催)に出場する。全国舞台に挑むのは5度目となり、「今回は(上位10人の)ファイナルに残りたい」と意気込んでいる。
ジャパンカップは、生花店の技術力を競う国内最大規模のフラワーデザイン競技会。国内各ブロックの代表選考会で上位の入賞者が全国に進める。米田さんは19年10月の北海道ブロック予選(会場札幌市)で、出場した10人の中で上位4人に入り、全国切符を手にした。しかし、20、21年の大会が新型コロナの影響で中止となったため、ようやく今年、全国舞台がめぐってきた。
仙台大会には12ブロック選考会の通過者や、前回カップの成績上位者ら85人が集結。会場にアレンジメントフラワーなどの持ち込み作品を展示し、専門家らが技術を審査する形式で行い、上位20人のセミファイナル、さらに上位10人によるファイナルを経て日本一のフローリスト(花店)を決める。
米田さんは11年に初めてジャパンカップに挑んだ。17年からは3年連続で全国出場を果たした実力派だ。しかし、これまで悲願のファイナルに進出できず、涙をのんだ。雪辱戦となる今回の大会は、屋外展示の作品が審査対象となるため、「風が吹いても耐えそうなデザインを思案しているところ」と言い、準備に余念がない。
ファイナルへの勝ち残りを懸けて臨む大会を前に、米田さんは「全国各地の出場者と競い合い、さらに腕を磨きたい」と張り切っている。
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