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日高報知新聞

気ままに歩き回り草を食べる【新ひだか】

【新ひだか】静内川合の町有牧野静内団地で11日、静内地区の酪農家が飼育する乳用牛を秋まで集団放牧する事業が始まり、メスのホルスタインなど乳用牛85頭が入牧した。この日は快晴に恵まれ、放牧された牛たちは広々とした牧野で自由気ままに歩き回ったり、草を食べていた。

 町有牧野の静内団地は約100㌶あり、静内酪農振興会(小池孝義会長、会員18人)の酪農家が飼育する若い牛を、毎年5月中旬から10月末まで集団放牧しながら農家の飼育管理の省力化や経費節減を図っている。

 この日は、6戸の農家が生後半年から2年程度の乳用牛を運搬し入牧。町と運営を業務委託管理するJAしずない、日高家畜保健衛生所、日高農業改良普及センター、北海道農業共済組合日高支所、各農家など関係者約30人が立ち会った。

 運び込まれた牛は数や体重を調べ、抜粋で病気感染や健康状態をチェックする採血を行い、ストレス軽減のため年齢の近い4グループに分けて放牧された。

 牧野は14牧区に分けられ、草の状態を見ながら放牧する牧区を変更する。また、牛は定期的に獣医師による妊娠鑑定や健康状態の検査を受け、寄生虫病のピロプラズマ症などの感染、発病を予防する。1歳過ぎの牛には人工授精も行われ、秋には体重が150㌔から200㌔近くまで増えて各農場に戻る予定だ。

 酪農振興会の小池会長は、「新型コロナの影響を受けて、牛乳の生産制限や資材、飼料価格の高騰もあり、経営が非常に厳しい状況。ここに放牧することで牛は新鮮な青草が食べられ、農家にとっても飼育管理の省力化につながっている」と話していた。

検査を終えて牧区へ放牧される牛たち

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