八丁平小の四方響君が全道特別賞、優良賞の兄・奏君とニッコリ 昨年度の読書感想文コンクール【室蘭】
室蘭市八丁平小3年の四方響君(8)が、昨年度の青少年読書感想文全道コンクールで、特別賞の一つ、北海道教育振興会長賞に輝いた。小麦アレルギーで学校に弁当を持参する四方君。食べ物の貴重さや市場に出回るまでについて感じたことを書き記した。
選んだ本は「どこからきたの? おべんとう」(金の星社)。「僕に関係している」と表紙を見てすぐに決めたという。何回も本を読み返し、食材を買うまでに作物を育てる人、漁に出る人、運ぶ人がいることに改めて気付かされた。
さらに自身が通っていた港北保育所(市内本輪西町)時代の思い出にも触れている。田植えと稲刈りを経験し、食事前に食べ物に感謝したことを振り返る。「いただきますの本当の意味が分かりました」と記した。
同コンクールは北海道図書館協会などが主催し67回を数える。昨年度は全道の小学生から高校生まで657作品の応募があった。特別賞のほか、優秀賞や優良賞を決めた。
兄で6年生の奏君(11)の影響で読書感想文に挑戦するようになったという響君。優良賞に入った奏君と賞状を見せ合いながら「3年生になったので、レベルアップした感想文を今年は書きたい」と意気込んでいる。
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