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日高報知新聞

3日、浦河桜まつりが開幕し4日に閉幕【浦河】

浦河桜まつり開幕で演奏する浦河高校吹奏楽局

 浦河観光協会主催の「第55回優駿の里浦河桜まつり」が3日、浦河町西舎のうらかわ優駿ビレッジアエル中庭特設会場で始まり、3年ぶりのイベント開催に待ちわびた町民やゴールデンウイークを利用して訪れた観光客で会場はにぎわった。

 優駿さくらロードは、浦河町西舎地区の優駿の里公園入口から日高育成牧場へ向かう通りの約3㌔㍍にわたる桜並木。沿道に並ぶ約1000本のエゾヤマザクラが織りなす〝サクラのトンネル〟は、圧巻の景色といわれ、道内外から観桜客が訪れる人気スポットだ。

 新型コロナウイルス感染症の影響で昨年、一昨年と中止を余儀なくされた浦河桜まつりだが、今年は、道が定める感染防止策チェックリストに基づいた感染対策を施しての開催となった。

 開会式で浦河観光協会の木田尚孝会長が「桜が満開で見ごろを迎えての3年ぶりの桜まつり。イベントや飲食も含めて今まで通りの開催となったが、マスクなどの感染対策を万全に楽しんでいただきたい」と桜まつり開幕を宣言。4日までの開催期間中、特設ステージや会場周辺で多彩なイベントが繰り広げられた。

 3日は青空が広がるものの、肌寒い一日となったが、満開のサクラのもとで花見を楽しもうと、地元浦河町や、様似町からの地域住民を中心に札幌、帯広方面から大勢の行楽客が来場した。

 特設ステージのイベントは、浦河高校吹奏楽局の演奏でスタート。ダンスグループによるストリートダンス、特産品の抽選会など夕方まで各種イベントが行われたほか、フードコートでは、浦河産イチゴを使った特産品や土産品、焼き鳥やかき氷などの販売に長蛇の列ができていた。

 このほか、アエルのサクラ並木の維持保全などに取り組んでいる樹木医の金田正弘先生が会場周辺に植えられた桜の木を案内する「桜守に聞く!桜の見どころ」をはじめ、サクラの木を使ったカトラリー作りなどのワークショップ、さくらロード入り口近くでは、電気工事業者の日高東部電友会の協力で高所作業車から桜並木の眺めを楽しむイベントなどが行われた。

 町内から家族で訪れた女性は「久しぶりの桜まつり。フードコートでおいしいものをたくさん食べたい」と笑顔で話していた。

 4日は午前10時から午後4時半まで、ダンスや北海道日本ハムファイターズのマスコットB☆Bのピアノパフォーマンスなどのステージショーのほか、300人分のカニ汁無料サービスやポニー乗馬など各種イベントが行われた。

来場者で長蛇の列ができたフードコート

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