鳥インフルエンザの疑い、死骸に注意【釧路】
釧路市の春採公園で3月31日に回収されたハシブトガラスの死骸から、高病原性鳥インフルエンザが確認されて以降、周辺で感染が疑われるカラスが相次いで見つかっている。14日には釧路総合振興局が警戒本部幹事会を開催し、養鶏場などで感染が発生した場合の対応手順を関係機関と確認するとともに、野鳥に餌を与えないよう注意喚起を要請した。
高病原性鳥インフルエンザが確認された事例は、釧路市内では記録が残る2014年以降なく、釧路管内では浜中町で17年2月にオオハクチョウで確認されて以来5年ぶり。道内での発生は昨年10月以降のシーズンで34例(13日現在)と過去最多で、そのうち根室管内が16例と最も多いが、札幌市でも発生するなど範囲が拡大している。釧路市では今月6日と12日にも複数のハシブトガラスの死骸を回収。簡易検査で陽性が確認されたため、環境省が遺伝子検査を行っている。
今シーズンの特徴は、18年の兵庫県伊丹市以来発生していなかったカラスの陽性が大半を占めることだが、原因は不明。高病原性鳥インフルエンザは通常人に感染しないとされているが、道内ではキツネやタヌキの感染も確認されており、同振興局では野鳥が死んでいたり弱っているのを見つけたら素手で触らず、連絡するよう呼び掛けている。
また、回収地点の半径3㌔以内に養鶏場はないが、釧路管内の100羽以上を飼養する農場6戸に対して、消毒の徹底や防鳥ネットの点検などを行うよう通知した。農場での異状は報告されていないが、この日の幹事会では発生した場合の対応手順を確認。殺処分や消毒は振興局の職員を中心に行うため、作業に当たる人員のリスト作製を開始した。
なお、釧路市動物園では鳥インフルエンザ対策として、通用門での消毒徹底や鳥類を展示する一部施設の閉鎖、コーンバーの設置などを行っている。 野鳥の死骸を発見した場合の連絡先は釧路総合振興局環境生活課0154(43)9155、釧路市環境保全課0154(31)4594へ。
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