北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

キャンピングカーに熱視線 市内事業者も取扱増 コロナ禍で需要高まる

コロナ禍でも楽しめるアウトドアへの注目が集まる中、苫小牧市内で近年、キャンピングカーの販売やレンタルに力を入れる事業者が増えている。ワゴン車などを車中泊仕様に変えたいという需要も伸びており、ブームを生かしたビジネスチャンスに意気込みを見せる。

洗練されたデザインのキャンピングトレーラー=スタンドファクトリー

 自動車販売のカーライフサポート(錦岡)は、アウトドアブームを受けて2021年11月ごろから、寝泊まりできる設備「トラベルハウス」を荷台に載せた軽トラックを販売している。通常のキャンピングカーより低価格のため、人気を集める。電源や換気扇、窓も取り付けられ、利便性や快適性をより求める客のニーズにも対応。トラベルハウスの価格は輸送費などを含めて標準タイプで140万円台。車検を受ける際、荷台から取り外す必要があるが、同社の小笠原嵯人カーライフアドバイザーは「興味を持つ人は多い。気軽に来て車を見てほしい」とアピールする。

 コロナ禍で高まるキャンプブームを追い風に、スタンドファクトリー(糸井)も関係車両の販売に力を注ぐ。RV(レジャー用多目的車)などでけん引するキャンピングトレーラーを20年11月から取り扱い、売り上げを伸ばしている。価格は230万円台からで、鈴木正人社長は「キャンピングカーよりも安く買える商品。自分で手を加えて寝泊まりの快適性を高める人もいる」と話す。

 トムアンドジェリーキャンピングカー製作所(新明町)は、客が持ち込んだ車をキャンピングカーに造り替える事業を行っており、アウトドア人気を受けて需要が高まっているという。車に太陽光パネルや電源を設置し、キャンプのほか、「災害時の避難場所としても使いたいというニーズもある」と新田覚社長。

 製作料金は、軽車両で50万円台、ワンボックスカーで200万~300万円台。市内外から依頼があり、コロナ禍もあって需要が伸びている。新田社長は「予算に合わせて寝泊りできる車を製作することが可能」とPRする。

 レンタカー会社もビジネスチャンスと捉える。アールシーレンタカー(一本松町)は、3年前からキャンピングカーのレンタルを始めた。2段ベットや冷蔵庫、電子レンジなどを完備した車を用意している。料金はハイシーズン(ゴールデンウイークや夏季)で24時間3万5000円など。1泊2日で車を借りて利用する人が多い。運営会社アールアンドシー(埼玉県八潮市)の山下直樹所長代理は「家族で楽しむ連休の屋外レジャーとしてレンタルのニーズがある」と話した。

関連記事

苫小牧民報

今村さん大賞受賞 全道キタシルバ杯カラオケ大会  喜びを報告  むかわ

むかわ町宮戸の今村京子さん(73)が、第2回全道キタシルバ杯カラオケ大会(道老人クラブ連合会主催)で、グランプリに当たる「キタシルバカラオケ大賞(北海道知事賞)」を受賞した。胆振管内で初めての快挙...

苫小牧民報

苫小牧市ロゴマーク制定記念 22日に切手シート発売

日本郵便北海道支社は22日から、苫小牧市のロゴマーク制定を記念したオリジナルフレーム切手の販売を始める。84円切手10枚から成るシートで1枚は市のロゴマーク、残り9枚はとまチョップが樽前山山頂に登...

十勝毎日新聞

清見100%のロゼ 今年も 淡いピンクに磨き めむろワイナリー【芽室】

 芽室町内のワイン醸造所「めむろワイナリー」(町中美生、尾藤光一代表)の、2023年ビンテージ「たのしむ 清見ロゼ」(1本750ミリリットル、4950円)が完成した。5月1日から販売を開始する。 ...

十勝毎日新聞

教習所「褒めて」差別化 第一自動車学校「道内初」【帯広】

 厳しく指摘されたり、怒られたり…。教習所のそんな従来のイメージと異なり、帯広第一自動車学校(帯広市、内木真紀衣社長)は昨年10月から、道内初の「ほめてのばす教習所」をうたい、他校との差別化を図って...

十勝毎日新聞

一足早く サクラ開花 森末整形外科【帯広】

 帯広市西3南5の森末整形外科医院の敷地内で、エゾヤマザクラが一足早く咲いている。晴れて気温が上がった18日も数十輪が花を開いた。  同医院のサクラは樹齢50年ほど。白い外壁の南側に枝が伸び、...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス