６日から始まった春の交通安全運動にあわせて、今年も浦河町と交通安全団体、日高振興局、浦河警察署は同日午後から、浦河町役場庁舎前国道沿道で「旗の波」運動街頭啓発を実施した。交通安全旗を掲げた旗の波で行き交うドライバーへ交通ルールの遵守を呼び掛けた。

　春の交通安全運動は、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけることで、交通事故防止の徹底を図ることを目的に実施。期間は６日から15日までの10日間で、期間中の10日は「交通事故死ゼロを目指す日」となっている。全国重点には①子どもをはじめとする歩行者の安全確保②歩行者保護や飲酒運転根絶などの安全運転意識の向上③自転車の交通ルール遵守の徹底と安全確保―などを掲げ交通事故撲滅を目指す。

　浦河警察署管内の今年１月から４月６日までの（浦河、様似、えりも）交通事故発生状況をみると、負傷者の伴う交通事故は浦河町で３件、えりも町で１件の計４件発生。昨年と比較して２件増となっているが、死亡事故は発生していない。

　日高管内全体では、昨年２０２１年の交通事故発生件数は前年と同数の53件。各町別にみると日高町６件、平取町２件、新冠町８件、新ひだか町18件、浦河町10件、様似町２件、えりも町７件となっている。

　この日、浦河町役場庁舎前の国道には、池田拓町長をはじめとする役場職員や、交通安全団体のメンバー、日高振興局職員、浦河警察署職員、民間事業所などから約80人が集まり、交通安全旗を手に旗の波運動を展開。

　スピードダウンや飲酒運転撲滅のタスキや小旗、横断幕を掲げ、行き交うドライバーへ安全運転への意識高揚を呼び掛けた。

約80人が参加した旗の波運動