デビューを迎えた川端、鷲頭両騎手のパネルを横に応援を呼び掛ける工藤場長

　函館市出身の川端海翼（かいと）騎手（１８、戸倉中卒）と、七飯町出身の鷲頭虎太（わしずこた）騎手（同、七飯中卒）のデビューを盛り上げようと、日本中央競馬会（ＪＲＡ）函館競馬場（工藤禎康場長）は５日、１階コンコースに両騎手のパネルを設置した。

　同時に道南から２人の騎手が誕生したのを記念して函館競馬場独自に企画した。パネルは幅３・６メートル、縦２・４メートルで、デビューを迎えた１０騎手の集合写真とプロフィルを掲載。さらに両端に川端騎手と鷲頭騎手の等身大パネルを置き、来場者に道南出身をアピールした。

　工藤場長は「超難関を突破し、数少ないＪＲＡのジョッキーが道南から同時に２人誕生したことは驚くべき出来事」と喜ぶ。さらに「夏の函館競馬で２人が騎乗する機会があれば、コロナの状況次第だが、イベントで盛り上げていきたい。応援してほしい」と呼び掛けた。

　両騎手はこの日がデビューで、ともに阪神の２レースに騎乗。川端騎手は第３レース（１６頭）で１５着、第１２レース（９頭）で８着。鷲頭騎手は第５レース（１８頭）で１６着、第８レース（１１頭）で１１着だった。６日は鷲頭騎手が２レース、川端騎手が１レースに騎乗し、初勝利を目指す。