3日の節分を目前に控え、恵方巻きの商戦が今年も活発化している。十勝管内のすし店やスーパーなどでは、豪華な海鮮を使った商品を用意。一方で菓子店の“甘い”恵方巻きも人気を集めている。
節分の夜に太巻きを食べる風習は関西発祥。縁起の良い方角「恵方」を向いて無言で食べると「福を巻き込む」とされている。今年の恵方は北北西。
帯広地方卸売市場(帯広市西21北1、高橋正行社長)の敷地内にある直営食堂「ふじ膳」では「七福巻」(1500円)を販売。本マグロ、サーモン、甘エビ、ハマチ、カニ、カズノコ、イクラと7種類の具材をぜいたくに使っている。
「市場の食材を使ったお得な商品」と同市場の太田茂夫取締役。同店大将の工藤和生さん(53)は「幸せが来るようにおいしいものを食べて」と話す。通販限定販売は終了。3日当日は少量のみ店頭で販売する。
スーパーではフクハラが1月27日、ダイイチは同29日まで事前予約を受け付けた。当日価格よりも割り引きし、フクハラでは重さ1キロの特大恵方巻き、ダイイチはネギトロ巻きをさらにマグロで巻いた変わり種なども。なごやか亭やまつりやなどの回転寿司チェーンも特製恵方巻きをPRしている。
六花亭製菓では、イチゴとバナナの2種類の「恵方巻き」(400円)を3日に限定販売。ふんわりと焼き上げたスポンジで生クリームと果実を包んだ長さ12センチのロールケーキで、同社は「数に限りがあり、事前予約をお勧めします」としている。
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