市の広報「聴いて」 朗読ボランティアの会、CD収録【登別】
市役所などで貸し出し
登別朗読ボランティアの会(瀧内智子会長、27人)は、朗読した「広報のぼりべつ」を収録したCDを公共施設に設置、貸し出す取り組みを開始した。メンバーは「高齢で文字が見にくい人にも聴いてもらいたい」と呼び掛けている。
団体は各機関の発行物を音声にして視覚障害者に届けるため、1986年(昭和61年)に発足した。高齢者から「私たちも聴きたい」との要望があり、昨年9月から、本庁舎や鷲別支所など5カ所で貸し出し事業を開始した。
収録時間は約70分で、行事日程を除く特集記事やお知らせなどを朗読している。借りるには備え付けの帳面に名前などを記入するだけ。期限なし。毎月10日ごろに最新号を設置している。
広報のぼりべつの朗読作業は、毎月4人の担当を決め、各自が自宅で行っている。以前はテープレコーダーを使っていたが、2年ほど前からデジタル録音機を導入、パソコンでの編集に見直した。
苦労もあるが、副会長の森口美洋子さんは「やり切った時は達成感がある」、広報担当の澤田郁子さんは「皆一生懸命」、事務局長の砂原真知子さんは「いろいろな方に聴いてもらたい」と話している。
問い合わせは市障がい福祉グループ、0143・85局3732番へ。
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