幕別町の漬物店「十勝漬物 吉川屋」(明野540)の吉川トシ子代表(77)が手作りしたおはぎが「おいしい」と話題を呼び、金・土曜日限定で音更町のスーパー・ハピオなどできな粉をかけた「吉川屋のおはぎ」として売り出されている。
吉川屋は2000年に、それまで専業主婦だった吉川代表が地元野菜を使った漬物を作ろうと、友人と2人で開業。現在は吉川さんの長男らと4人で漬物を製造し、十勝管内の小売店やスーパーで販売している。
吉川代表は子どもの頃からおはぎを作ることが好きで、事あるごとに友人らに配っていた。周囲からの「おいしい」という言葉に背中を押され、過去には彼岸の時期に販売したことがあったが、昨年11月から定期的に扱うことにした。
おはぎは音更産小豆を使用した、爽やかな甘みの粒あんが特徴。きな粉のおはぎはハピオの担当者が、同11月にJA木野とJA本別町が開発した自社商品「結きなこ」を吉川代表に提案。あんこにきな粉をまぶすと、きな粉が水分を吸ってしまう難しさもあったが、おはぎを扇風機で乾かすなど工夫を重ね、本来の食感を残している。
ハピオでは2個入り、432円で、各曜日40個を限定販売。吉川代表は「みんなに1回は食べてもらいたい。愛される商品になれば、もちろん個数は増やすつもり」と話している。
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