福袋を選ぶ多くの客でにぎわった丸井今井函館店

自分で商品を組み合わせる福袋が人気だったテーオーデパート

　函館市内の百貨店など大型小売店で２日、新春の初売りが始まった。各店では福袋を買い求める客で開店直後からにぎわった。

前年の３倍　９８０人並ぶ　丸井今井函館店

　〇…４月で開業１３０年を迎える丸井今井函館店（本町）では開店の午前９時までに約９８０人が列をつくり、コロナ前の２０２０年の初売りと同水準、前年比約３倍の来店客が開店を待った。 　７階催事場では食器や調理器具など家庭用品を詰め込んだ福袋を販売し、商品の中身を確認しながら福袋選びを楽しんだ。 　また、同階にはゲーム、アニメで人気の「ポケットモンスター（ポケモン）」のぬいぐるみや文房具などを販売する「ポケモンセンター出張所」が３０日までの期間限定でオープン。営業統括部の山田睦さんは「親子連れや若い世代など幅広い年代に来てもらえ、幸先の良いスタートが切れた。１３０周年を迎え、今年もお客様に新しい発見を提供していきたい」と話していた。

組み合わせ自由の福袋人気　テーオーデパート

　〇…テーオーデパート（梁川町）では各フロアで福袋を用意し、午前１０時の開店に合わせ、来店客が目当ての売り場に殺到。 　中でも婦人ファッションやバッグ、財布といったブランド品のフロアでは自分で商品を組み合わせる福袋が人気で、楽し気に品定めをする姿が見られた。また、１階サンシャワー広場では最高３万円の商品券や家電製品が当たる開運福引き大会もあり、新年最初の「福」を求める多くの客でにぎわった。 　営業計画グループの桜庭慶子さんは「静かなスタートだった昨年とは比べものにならないほどの来店があり、出足は好調。今年は少しでもコロナが収束し、買い物をする楽しみが戻ってくる年になれば」と話していた。