函館空港、喫煙室を加熱式たばこ専用に 紙巻きは全面禁止【函館】
函館空港(高松町)の国内線、国際線ターミナル内の喫煙所6カ所が火を使わず煙が出ない加熱式たばこの専用室に改修され、1日にリニューアルオープンした。これにより、空港ビル施設内での紙巻きたばこは全面禁煙となり、国内の空港では2例目。国際線を持つ空港としては初の試みで、日本初の「たばこの煙のない国際空港」となった。
全国の観光地などで加熱式たばこのみ利用可能なスペースの設置を進めるフィリップモリスジャパン(PMJ、東京)と、同空港ビル施設を運営する函館空港ビルデング(八島聡社長)が実施した。
同空港では今年3月から北海道エアポート(千歳市)による一体運営が始まり、空港としても今年開港60周年を迎えたことを受け、顧客満足度向上に向けた新たな取り組みとして受動喫煙防止を目指し計画。11月中旬から順次空港内6カ所の喫煙所に加熱式たばこ専用のスタンド灰皿を設け、内装もシックなカフェ風のデザインに一新。屋外には、紙巻きたばこも利用可能な喫煙所を新設した。
オープンに合わせ、1日に同空港で開かれた記者発表会で、八島社長は「新しい取り組みとして大変意義深い。今後も新たな付加価値を提供し、より快適な空港を目指したい」と語った。
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