「カンちゃん」3代目に、オープン初日にお披露目 環境科学館名物ウェルカムロボ【室蘭】
25日にオープンを迎えるDENZAI環境科学館の名物ウェルカムロボット「カンちゃん」が生まれ変わる。同館を運営するNPO法人科学とものづくり教育研究会かもけんのスタッフが3代目となる「カンちゃん」の製作に励んでいる。オープン初日にお披露目する。
3代目カンちゃんはアルミニウムや鉄製。全長1・4メートルほど。旧科学館や旧図書館、廃校となった市内小中学校にあった部品などを組み合わせて作った。かもけんの小川征一理事長、久保利博さん、三門明由美さんがそれぞれの特技を生かして製作。小川理事長は「思い出が詰まったカンちゃんです」とほほ笑む。
「カンちゃん」と声を掛けると音声認識を利用して「こんにちは」や「いらっしゃいませ」とあいさつ。目や口は発光ダイオード(LED)で点灯して表情が変わり、腕を動かし、首をかしげることもできる。スケートボードに乗っていて、移動も可能だ。
室蘭工業大学の花島直彦教授と梶原秀一准教授のアドバイスを受けながら設計、製作を進め、金属板加工は新電機製作所、塗装は亀岡塗装に頼み、オール室蘭で仕上がった。
小川理事長は「リサイクルやSDGsを学ぶことができる環境科学館にぴったりなロボットになった。新しいカンちゃんに会えるのを楽しみにしていてほしい」と話す。
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