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室蘭民報

10年ぶり再開に喜び 稀府小でタイムカプセル解錠式【伊達】

10年前にタイムカプセルに入れた手紙や写真を見て、当時を懐かしむ卒業生ら

 伊達市稀府小学校(佐藤淳校長、59人)で3日、2011年(平成23年)に埋めたタイムカプセルの解錠式が行われた。卒業生ら約30人が集まり、10年ぶりの再会を喜び合った。

 カプセルは開校130周年記念事業として11年10月30日、開校100周年記念として校舎前に植えられたマツの下に埋設。21年(令和3年)11月3日に、開校140周年記念事業として解錠することが決められていた。

 解錠式では、当時校長だった高橋達夫さんが「子どもたちの顔と名前が全く一致しない。皆、ずいぶん成長したね」と、再会を喜んだ。

 カプセルの中には、当時の児童や教員が書いた手紙や写真などが入っており、当時の担任から出席者たちへ手渡された。

 当時6年生だった藤野真琴さん(22)は、10年前に流行していた「一期一会」の封筒を手に「このファンシーな封筒は、ちょっと恥ずかしいな」と苦笑い。しかし「10年ぶりに再会できてうれしい。先生は誰か分からなかったみたいで、時の流れを感じました。久しぶりにいろいろお話ししたいです」と笑顔を見せていた。

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