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函館新聞

赤カブ色鮮やか JA亀田女性部が漬け込み作業【函館】

色鮮やかな赤カブを下処理する女性部員

 JA函館市亀田女性部(山田美代子部長、部員55人)は2日、JA加工施設で函館産赤カブを漬け込む作業を行った。真っ赤で大ぶりなカブを丁寧に手作業でカットするなどし、500キロを漬け込んだ。

 女性部は1992年から在来種の赤カブ(通称・亀田赤かぶ)の漬物(酢漬け・酢みそ漬け)を毎年11月上旬に漬け込み、45日間寝かせ、出来上がった漬物を「真紅な真実」の名称で得意先だけに販売している。出荷は12月20日ごろを予定。

 2日は、部員7人が包丁で葉や根の付け根をそぎ落とし、4分の1~6分の1の大きさにカット、重さを測りながらたる(1たる20キロ)に詰め、酢やザラメ、しょうちゅう、塩、みそで味付け。亀田赤かぶは切ると白地に鮮やかな赤みが差し、漬けると食紅なしでさらに鮮やかな赤に変化する。現在、JA管内で6~7戸が作付け、農家が赤く形が良いものを自家採種し栽培。播種(はしゅ)は8月中旬、収穫は10月中~下旬に行う。

 山田さん(62)は「今年は夏に干ばつ傾向で心配したが、後半は適度に雨が降ってだんだん大きくなった。色、大きさ、形いずれも申し分なく、全て手作業で愛情込めて作っているので、ぜひ食べてほしい」と話している。

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