新たに地元６者出資協力

２月１４日に宴会部門のオープンを迎えるダッテル

　昨年６月に閉鎖したホテルローヤル（伊達市末永町）の建物を購入し、宴会・ホテルの再開を目指す伊達の会社「ＤＡＴＴＥＬ」（ダッテル、井上文喜代表取締役）が２月１４日に宴会部門をオープンする。さらに地元６者が同社への出資協力を予定している。井上社長が２４日明らかにした。

　再開へは伊達信用金庫が運営事業者探しに奔走していた。ダッテルは伊達市内にテナントを持つ「秋山不動産」（札幌市）を経営する井上社長が個人で出資し、昨年１０月に設立、１２月に施設を購入。旧ホテルローヤルの従業員を雇用するなど準備を進めている。

　営業日は水―日曜となる。井上社長によると、宴会は大皿料理での提供、ビュッフェ形式を予定。料金については「物価、人件費の上昇もあり値上げは避けられない」（井上社長）と理解を求める。

　オープン初日の１４日は伊達信金役職員による懇親会で、約１２０人が利用する予定。伊達信金の舘崎雄二理事長は「時代にあったホテル運営をしてほしいし、皆さまのご支援、ご協力、ご理解をよろしくお願いしたい」と述べた。

　出資協力する６者は、いずれも市内に事業所を持っており「ダッテルを支えるオール伊達」（舘崎理事長）となる。井上社長は「客が戻って来られる場所をつくった。ぜひ利用してもらえるとうれしい」と話した。宿泊部門は春のオープンを予定している。

　すでに予約や問い合わせがあるという。現在ホームページを制作中で２月には詳細を公開する。予約などの問い合わせはメールinfo@dattel.jp。公開予定のホームページはhttps://www.dattel.jp/