ピアノ演奏で曲が流れる中、ＧＬＡＹの「空が青空であるために」にある歌詞を力強くしたためた函館西高校書道部員

　ロックバンドＧＬＡＹのＴＥＲＵさんが将来的に開催を目指す「函館ビエンナーレ・アートフェスティバル」実現につなげる企画「ＯＵＴ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＢＯＸ」が２５日、函館市金森ホールなどで始まった。展示や音楽、食などのプログラムで新たな交流の場としている。

　２７日までＢＡＹはこだてで開催中の「ＨＡＫＯＤＡＴＥ　ＡＲＴ　ＥＸＨＩＢＩＴＩＯＮ　２０２５　ＤＲＥＡＭＹ」のタイアップ企画としてラバーソウル、金森商船、実行委が主催。アート、音楽、食、人々、文学を感じてもらう内容を用意した。

　同ホールでは函館西高校書道部の７人がライブパフォーマンスを披露。ポップスピアニストしおメロディさんが奏でる音が流れる中、ＧＬＡＹの「空が青空であるために」の歌詞から言葉を選び躍動感あふれるように書き上げた。

　亀川尊人（みこと）部長（２年）は「ＧＬＡＹの魂を感じ、全体のバランスが格好良くなるように考え約２週間集中練習したが、よく書けたと思う」、原田紗生さん（同）は「何度も曲を聞き練習し、最高の出来。このような機会を作ってくれたＴＥＲＵさんら関係者に感謝します」と話した。このほか函館在住の写真家佑木瞬さんの写真展のほか、旬の食材で作られた特別メニューやコーヒーの販売が行われた。

　イベントは２６日まで。航路／ｋｏｈｒｏ会場では映画「函館珈琲」上映や、午後４時半から同作品に出演したＡｚｕｍｉさんのトークショーを行う。詳しい内容は「ＯＵＴ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＢＯＸ」のインスタグラムで。