開演前にツアートラック前で記念写真を楽しむファン（２４日午後４時２５分ごろ、函館アリーナ前）

　函館出身のロックバンド「ＧＬＡＹ」のデビュー３０周年記念ツアー「ＧＬＡＹ　３０ｔｈ　Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ　ＡＲＥＮＡ　ＴＯＵＲ　２０２４―２０２５　“Ｂａｃｋ　Ｔｏ　Ｔｈｅ　Ｐｏｐｓ”Ｐｒｅｓｅｎｔｅｄ　ｂｙ　ＧＬＡＹ　ＥＸＰＯ」函館公演１日目が２４日、函館アリーナで開かれた。開演前、会場周辺では道内外から訪れたファンが記念写真を撮るなどし、至極の時間を迎える気持ちを高めていた。

　函館アリーナでのライブは、２０１５年のこけら落とし公演から今回で５回目。昨年１１月に同ツアーの追加公演として発表され、ＧＬＡＹＥＲ（グレイヤー＝ファン）は聖地での熱狂を待ちわびていた。

　この日は、あいにくの雨や雪となったが、市内のメンバーゆかりの地では公式キャラクター「ズラー」のリュックを背負ったファンの姿が多く見られた。

　開場の１時間には「ＧＬＡＹ　ＥＸＰＯ」ツアートラック前に人だかりができ、スマートフォンなどで盛んにシャッターを押していた。東京都品川区から駆け付けた会社員の女性（５２）は「全国のライブに行くが、函館アリーナは規模が小さい分、ステージまでが近くて良い。空港やまちが歓迎ムードで、ＧＬＡＹメンバーが客席に向かって『お帰りなさい』の温かい気持ちを強く出してくれることがとてもうれしいので必ず来る」と話していた。

　函館公演は２５日まで。チケットは販売終了している。