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室蘭民報

魅力向上、工夫さまざま 竹島水族館・小林館長、室蘭訪れ“改革策”助言【室蘭】

館内の設備などを視察する小林館長

 愛知県蒲郡市にある竹島水族館の小林龍二館長(44)が22日、室蘭市が移設を含め複数の案を検討している祝津町の室蘭民報みんなの水族館を視察し、同館スタッフらに魅力向上に向けた秘訣(ひけつ)を伝えた。

 竹島水族館は1956年に開館した。小林さんは2003年に同館に就職、市営から民間委託に転換した15年に運営を引き継ぎ館長に就任。経営が厳しい中、年間来場者数8万人から40万人を超えるまでに回復させた。室蘭市職員が先進地視察で同館を訪問した縁から招へいが実現した。

 室蘭市は29年度までとなっている水族館の指定管理期間終了に合わせリニューアルを予定。水族館を含めた道の駅カナスチールみたら室蘭や大型クルーズ岸壁、遊覧船などとともにエリア全体での稼ぐ観光やにぎわい創出を目指したい-と構想を描く。

 この日はスタッフが館内の設備やバックヤードを案内。視察後はスタッフらと意見交換した。小林館長は「ショーは飼育員のトーク力も重要で、水槽内の照明は照らし方一つで来館者の足を止められる」。天候によって来館者に増減がある現状に、全天候型の施設にすることや館内の配色を明るくするなども建て替え時のポイントの一つ-と助言した。

 21日夜には、市役所で竹島水族館職員による手書きの看板や魚の紹介をする「魚歴書」、「飼育員のタレント化」など復活までに至った館内での工夫を紹介した。集客力と顧客満足度アップを目指すには、働くスタッフの顔が見えること、館の良さや温かみが伝わる水族館にすること-と説いた。

竹島水族館について話す小林館長

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