登場人物の衣装で来場を呼び掛ける同館スタッフら

　はこだてみらい館（函館市若松町、キラリス函館３階）は、光をテーマにした冬の企画展「ルミナス・ワンダーランド」を開いている。暗闇の迷路の中をブラックライト（紫外線放射灯）で照らしながら歩き、自作のアイテムを使い謎を解き明かす体感型のアトラクションが、家族連れの人気を呼んでいる。来年１月１４日まで。

　１２月２４日にスタート。企画展では多数のパーテーションで迷路を作り、光の迷宮ルミナス城を中心に冒険する。さまざまな光を取り入れたコンテンツを施設内の複数箇所に設置。城の探索に連動する設定として工作コーナーやギャラリーを巡りながら、暗幕で囲われた空間の遊びを演出する。

　参加者は、キャラクターを操作して試練を乗り越えるロールプレイングゲームの主人公になった感覚で冒険。ライトを照らすことで壁にあるヒントを見つけ、謎を解き王様から勇者として認めてもらう。魔法のアイテムやトーチ（たいまつ）、王冠、カード作りを楽しみ、会場を移動しながら、封印や石板など３つの謎に挑む。

　担当の大塚英一副館長（５０）は「親子で一緒に考え謎に挑戦したり、もの作りをするアトラクション。制限時間もあるため、何回も入ってクリアするまで楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。

　２８日家族４人で体験した札幌市の公務員、佐々木淳さん（３５）は「冒険感があり、アイテムを作るのが面白かった。子どもが興味を持つ工夫がとてもあった」と驚いていた。

　１日に１、２回、時間限定でドローン８機が登場する「光の飛行ショー」や、３６０度のパノラマスクリーンで天の川銀河を見る「宇宙の光」も行う。１月１２日午後２時からは光を使った実験「光と色のサイエンスショー」も。

　イベントは無料で参加できるが、入館料３００円（未就学児無料）が必要。午後６時まで。元旦のみ休館。問い合わせは同館（０１３８・２６・６０００）へ。