「食べる輸血」のスーパーフード

　函館市末広町の「ＮＫ２ＦＡＲＭショップ＆カフェ」は、七飯町の自社農園で生産した西洋野菜ビーツを使ったキーマカレーを販売し好評を得ている。ビーツは「食べる輸血」と言われるスーパーフードで、ビーツの甘さが感じられ、子どもでも食べられるカレーに仕上がっている。

　同店は、農業に取り組む「エヌケーツーファーム」（函館、石川千賀子代表）が経営。ビーツのキーマカレーは昨年からメニュー化し、ファンが多い。今年は１１月下旬から提供を始め、店内飲食（９９０円）とテイクアウト（１０５８円）がある。両方ともミニサラダ、コンソメスープが付く。ビーツがなくなり次第終了。

　石川さん（５３）によると、今年は店が忙しく、ビーツの苗を植える時期が遅れたため大きく育たず、収量が少なかったという。収穫したビーツはカレーのほか、既存商品「がごめビーツドレッシング」の原料、サラダのトッピングに使っている。

　キーマカレーは、ビーツを細かく刻んでずんどう鍋で煮込んでおり、食感が柔らかくなるようかき混ぜながら作る。

　石川さんは「ビーツに含まれる成分『ＮО（一酸化窒素）』は血管をやわらかくしたり、血行を改善したりするとされる。根菜類は体を温めるので、妊婦や冷え性の人に向く。健康を維持するため、ぜひ食べてほしい」と話す。

　営業は火～木曜が午前８時～午後８時（金～日曜は同５時）。月曜定休。年内は２９日まで。年明けは１月７日から。問い合わせは同店（０１３８・８３・１２３３）へ。

ビーツのキーマカレーをＰＲする石川さん