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苫小牧民報

冬の風物詩  お目見え ウポポイでサッチェプ作り  白老

白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)で、アイヌ民族の伝統保存食「サッチェプ」(干しサケ)作りが行われている。職員が伝統的コタンのチセ(家)の軒下や丸太を組んだ干し棚にサケをつるし、来園者の目を楽しませている。

チセの軒下などにつるしたサッチェプ用のサケ(提供)

 肉や魚、山菜などさまざまな食材を保存処理した伝統の食文化を復興、継承するアイヌ民族文化財団の取り組み。寒干しは厳冬期の風物詩で、今冬も若手職員らが作業に当たった。

 塩漬けにされた白老産のサケを丁寧に水洗いし、19日は76本をチセの軒下につるして並べた。20、21両日も水洗い作業を中心に行い、24日までに幅約5メートル、高さ約3メートルの干し棚に164本をひもでつるすという。よく乾燥させるため、内臓を取り除いた腹の中をヨモギの枝で広げ、来年2月中旬ごろまで厳寒の屋外で干し続ける。

 乾燥後はチセの中に移し、5月ごろまでいろりの煙でいぶしてうま味を引き出す。その後は、ウポポイの食文化体験プログラムで参加者に提供したり、儀式の供物にしたりする。

 サケの頭を落とし、身を開いて干した「アタッ」も10本ほど作るという。

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