浜町のスナック館で交通事故の防止を呼び掛ける参加者

　浦河地区防犯協会連合会（岩間俊幸会長）と同暴力追放運動推進協議会（同）は18日夜、浦河町長や浦河警察署長らも参加し、歳末特別警戒の出陣式と町内の飲食店街を回り歳末の防犯や暴力追放、飲酒運転の根絶などアピールする合同の地域安全巡回を実施した。

　歳末期は各地で犯罪や交通事故が増加する傾向にあるため、犯罪事件などを未然に防ぎ地域住民が明るく穏やかに新年を迎えることができるよう自主的防犯意識の高揚を図る目的。地域住民の歳末特別警戒（歳末地域安全運動）期間（15日～31日まで）に合わせ、地域ぐるみの安全活動強化と警戒パトロールとして毎年実施している。

　堺町、浜町・大通両地区の参集場所で出陣式を行い、町防犯協会の堺町、井寒台、荻伏、東町、市街地、西幌別駅前各支部、町青少年補導委員会、町ＰＴＡ連合会、浦河警察署、町の職員ら約30人が参加。

　出陣式で岩間会長は「歳末警戒とあわせてパトロールを実施する。冬道で滑ると思いますので気を付けて巡回しましょう」と呼び掛けた。

　今季最低気温を記録し底冷えする厳しい寒さの中、参加者は夜の７時ごろから大通・浜町と堺町方面に分かれ、啓発チラシや啓発品を配布しながら飲食店やスナックなど約40店舗を巡回。

　年末を安全に過ごすため、店内で犯罪や交通事故の防止をアピールし、「飲酒運転をさせないよう協力を」と店主に呼び掛けた。