歳末防犯運動出陣式で関係者を激励する田外会長（手前）

【新冠】町防犯協会と町、静内警察署の歳末防犯運動出陣式が17日夜、町役場ロビーで行われ防犯関係者約30人が参加した。

　出陣式で、防犯協会の田外清会長は「年末となり路面の凍結による交通事故や火事、金品を目的とした犯罪が多発する傾向にあります。被害者は高齢者が多く、今年も残り２週間となり、大きな事件が起きずに新年を迎えられるよう協力をお願いする」と述べ、鳴海修司町長も「ニュースでは、闇バイトによる強盗など凶悪な犯罪が多発しています。また、巧妙なサギ被害も後を絶たない。犯罪被害を未然に防ぐには一人ひとりの防犯意識の向上と地域住民のつながりが大事。町民の安全安心のために、皆さんの啓発活動の協力をお願いする」と激励した。

　野村憲成警察署長は「全国で問題なっている闇バイトも、道内の事例が見られ始めている。道内の軽犯罪認知件数は２万件を超えており、３年連続の増加。交通事故死者数は、16日現在で96人が亡くなっており前年比で減少。静内署管内でも、犯罪認知件数や交通事故件数は前年比で増加傾向にあり予断を許さない状況。署員一致団結して、防犯活動や交通取り締まりなどを積極的に推進したいと考えており、皆さんの協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

　このあと、「防犯協会・みんなでつくろう安心の街」のタスキ、腕章などを身につけた防犯推進員らは車両に乗り込み、青の回転灯を点滅させながら市街地の巡回パトロールに出陣した。防犯パトロールは、17～19日の３日間と30日まで随時行われる。