ペーパーナイフ、いかりミニチュア

村山校長（左）に記念品を手渡す石崎代表

　室蘭・登別たたらの会（石崎勝男代表）は１２日、室蘭市みなと小学校（村山修平校長）の開校１０周年を記念して、たたら製鉄の体験学習で作った鉧（けら）と玉鋼を材料とした記念品を贈呈した。

　この日同校を訪れた石崎代表が、記念品として切れ味の良いペーパーナイフ３本と、校名「みなと」にちなんだいかりを村山校長に手渡した。

　体験学習は、５年生の総合学習「ふるさと学習」の一環で、２０１５年の開校以来毎年実施している。記念品には、１０年間で作り続けてきた鉧と玉鋼のほか、それらを作る際のノウハウや作った人たちの思いが込められている。

　村山校長は「価値ある体験でお世話になりました。記念品をいただきとてもありがたい」と感謝した。石崎代表も「１０年間子どもたちに世話になりました」と述べ「１１年目以降も続けて、たたら製鉄の歴史をつなげたい」と語った。