【弟子屈】弟子屈産ブドウを使った赤ワイン「葡萄色（えびいろ）の旦（よあけ）」の２０２３年産の一般発売が５日から、町内１１店舗で始まる。約１０年にわたり十勝管内池田町の「十勝ワイン」に醸造を委託してきたが、今年から町内の「屈斜路カルデラワイナリー」（指定管理者・テシカガファーム）で新たな赤ワイン「テシカ」の生産が始まったため、今回が最後の販売となる。

　「葡萄色の旦」は、ヤマブドウとワイン用品種「清見」を掛け合わせた「山幸」を使用している。フルーティーな香りと力強い酸味、フレッシュな味わいが特徴で、１４年から醸造が始まった。

　２日、町役場で行われた報道発表で徳永哲雄町長は「前池田町長の勝井勝丸さんのおかげでここまで来られた。来年から自前のワインを販売するが、チーズやビーフとともにお客さんに振る舞えられれば」と話していた。１本７２０㍉㍑で２９７０円。４０３本限定。

　販売店は次の通り。　Ａコープてしかが、角藤商店、西沢商店、ビックリッキー、右近商店、ライフショップ万代、フレンドリーショップきたさん、摩周湖カムイテラス、硫黄山ＭＯＫＭＯＫベース、道の駅摩周温泉、テシカガマルシェ。

今回が最後の発売となる「葡萄色の旦」を手にする徳永町長