国際協力機構（ＪＩＣＡ）北海道センター（帯広）釧路デスクは１６日、子育て世代の人たちと釧路地域に住む外国人世帯との交流を推進する「せかいのぱぱ・まま交流会」の第２弾イベント「お寺を見学してみよう」を釧路市米町の大成寺で開いた。この日は、米国、ベトナム、タンザニアから釧路にやってきて子育てをしている家族と日本人家族との交流が実現。道教大釧路校とくしろ子育てネットワークＨａｐｏｒｔが協力した。

　お寺の見学は藤井敬亮住職が読経する中、参加者が焼香をしてスタート。幼い子供たちにとっては、お寺の中の仏具一つ一つが見るのも初めての経験で、大きな数珠のような仏具にも興味津々。力強く引っ張ると、大きな木の球と球が当たって甲高い音を出し、そのたびに子供たちが歓声を上げ、貴重な体験をしていた。また、大成寺の境内にある旧明照幼稚園で行われている釧路元町てらこやの活動も紹介された。

　この交流会の第３弾は来年２月５日に「冬の防災を学ぼう」をテーマに実施する。

お寺の仏具に興味を示す子供たち